暑 邪
今年の異常な高温はひとのからだに大きく影響している
六淫といい、外から入ってくる病気の原因となる”邪気”
風邪・寒邪・湿邪・暑邪・燥邪・火邪・の六種ある
夏の暑さは”暑邪”という”暑邪”は熱なので、からだの上半身に上りやすい
顔や頭に症状が出やすく、頭痛、顔の発赤、異常な発汗、目の充血etc.
汗は”津液”といいからだを潤す水の成分なので大量に発汗すると
津液が不足し、のどが渇き、汗とともに”気”ももれると
息切れし、脱力感、無気力、という”気虚”の症状もあらわれる
熱中症は”暑邪”のもたらす典型的な病態といえる
”暑邪”を治すのは難しくない
今日も数人の患者さんに”頭の熱を冷ます”処置をしたが
ほとんどは足の肝経の原穴「太衝」か「百会」に一本打つのみである
みるまに頭の熱が冷める患者さんが頭がスーとしたと喜ばれる
たった一本の鍼で・・・