月と内経気象学その3

月齢に応じた治療

治療するにあたって月齢を意識せずに治療をするなかれである

月の満ち欠けの状態を知り気血の状態を知らないで行うと

虚実・補瀉の大きな過ちを犯すことがあるので

常に意識し補瀉を決めるべきである

新月では気血が弱っているので外邪の侵入に十分注意して

※1瀉法は行わず、※2補法をすべきである

満月では気血が充実しているので外邪の侵入が起こりにくいが

補法でなく、瀉法をしてもよい

但し、臨床では新月でも気血がしっかりしていて実証のものは

瀉法を行うべきであるし、満月でも生気の虚がみられる場合には瀉法してはならない

※1瀉法とは鍼の刺激を強くすること

※2補法とは鍼の刺激を弱くすること

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