寒気の南下と寒邪
最近朝晩冷え込みを感じるようになった
上空には真冬並みの寒気が南下してきている
病邪という病気の原因となる外因(生体以外の外から侵入する邪気)には
風邪・寒邪・湿邪・熱邪・燥邪・火邪という六淫の邪気がある
このところ”寒邪”により軽い風邪の症状を発症する人が多い
体表では外関・風門・肺兪等の経穴の左右差や発汗・冷え等を調べ
脈が浮いてきているようなら、大方冷えや発汗えを認める上記の経穴に
瀉法をすると寒気や喉の痛み等が早期に緩解する
※この”気象学”という書庫の内容は
北辰会講師の橋本浩一先生(鍼灸師・気象予報士)の著書
「内径気象学入門」緑書房よりしばしば引用させていただいている
この本は黄帝内経≪素問≫陰陽応象大論に記述されている
気象学の原理・法則に基づき、現代気象学も応用した世界で初めての名著である
興味がある方は一読をお勧めする