韓国の医療制度
昨日まで参加していた日本鍼灸師会学術大会
韓国 Kyung Hee 大学医学部教授の講演があった
韓国では1953年に国民医療法が制定される際に
西洋医学の医師と伝統医学(韓医学)の韓医師という二本立ての制度が確立された
韓医師になるためには高卒後、韓医学部6年卒後国家試験を受け
1年間インターン、2年臨床を経て開業が認められる
西洋医学の開業医2対韓医師1の比率
中規模病院にも韓医師は入っているとのこと
健康保険の医療費が韓医の鍼灸や漢方薬の自己負担が安価ということもあり
病気になったらまず韓医師にかかって鍼灸治療や漢方薬を処方をうけるようだ
鍼灸治療は国の医療政策面においても全面的な支援を受けているというのも
韓医師の診療は医療費の削減に繋がるからに他ならない
実に羨ましい隣国の状況である
近年”チャングムの誓い”等の韓医師の活躍するドラマが人気を博しているが
今度は”馬医”というドラマが放映されるそうでこれも人気を呼びそうだ
馬の鍼治療の名医が皇帝の主治医になるという歴史ドラマ
西洋医学のない時代の古代から名医は常に韓医師(鍼灸師)であったという
お国柄が今の韓国の韓医師制度を生んでいるのであろう