中高年の女性の急性腰痛

中高年の女性で急性腰痛が、腰椎・胸椎圧迫骨折であることは珍しくない

腰椎圧迫骨折はレントゲン写真で診断できることがほとんどだが

MRI検査で診断されるケースもまれに遭遇する

よって、急性腰痛で寝起きの痛みが最もつらく

腰椎棘突起に叩打痛が認められる場合は、必ずレントゲン検査を依頼するようにしている

レントゲンで異常がなくとも経過が悪い場合にはMRI検査も必要

腰椎に異常が認められない急性腰痛と比較して

治癒までの経過と養生法が全く異なるので、検査と経過の説明が大切だ

軽症でも痛みが軽減するまで1ヶ月程度かかることもある

しかし、鎮痛剤やコルセットに比較すると治癒までの期間が短縮されるので

鍼灸治療は相対的適応症と考えている