がん患者さんの治療
癌患者さんの治療をしていて思うこと
①癌細胞が消えているのに再発予防のために
抗癌剤を使い続け強い副作用で苦しむ患者さん
②放射線や抗がん剤を使っても癌細胞が全身に転移
痛みはあるが鍼で疼痛のコントロールができる元気な患者さん
①の症例は抗癌剤を使っていない期間の健康状態は極めて良好
胃の気の脈も有力、食欲もあり生活に困ることは無い
鍼治療にも良い反応を示し、免疫力を高めることが癌の再発予防となっている
②の症例は元々体力があるので、抗癌剤の副作用を自覚しない
胃の気の脈は有力、痛みは鍼治療で緩解するので、ペインコントロール
をしながら癌との共存を目指す
そこに東洋医学の介入する余地は大いにあり
がんは鍼灸治療の相対的適応症ともいえる