医療連携によるEBM
EBMとは「根拠に基づいた医療」
エビデンスとはその治療法が良いとされる根拠
似ているようで大きく意味が異なることを
昨日の鍼灸学会研修会で学んだ
講師は(一社)日本統合医療支援センター代表理事の織田聡医師
≪統合医療とは≫
患者さんの愁訴や疾患に対して、適切な治療法や予防法を考えるとき
日本の標準的治療である西洋医学の枠を超えて
様々な補完代替医療(鍼灸治療もそのひとつ)を含めた選択肢を提示し
患者さんの価値観やあらゆる背景を勘案しながら
生き方をコーディネートする医療である
このような統合医療を実現するには
医療機関と鍼灸治療院が連携することが必須である
鍼灸師と医療機関の連携を日本型の統合医療の原型と位置づけ
全国にネットワークを作ろうとしているのが
新たに発足した日本統合医療支援センターである
登録された医療機関の医師から鍼灸治療院を紹介することができるようになると・・・
例)週に2回の鍼灸治療続けている中で
紹介元の医療機関に月に一度受診することで
医師によって鍼灸治療の客観的な評価ができ
この情報がフィードバックされると膨大な鍼灸のEBMが集積される
今の日本の医療の中心である西洋医学の医師によって評価された
質の高い鍼灸治療が広く認知されるようになる可能性を秘めているのである
鍼灸師全体のの資質向上が必須であることは言うまでもない
(一社)日本統合医療支援センターHPは
http://www.jscim.or.jp