リウマチの鑑別

亜急性の全身の関節痛を訴える患者さんで

西洋医学的な検査(画像・血液)で異常が認められないか

他の疾患、例)頚髄症・手根管症候群・変形性関節症等

の診断がでるも内服治療や手術で改善が見られず

当院を受信される症例が最近3例あった

所謂グレーゾーンの患者さん

リウマチの疑いがあってもCRP.RF定量等が正常値であると

リウマチとは診断されにくいようだ

3例とも東洋医学的な弁証では痹病(ひびょう)の熱痹であった

関節痛が酷く熱い、手指の硬縮が著明、顔面気色は紅

舌色も紅色、脈は枯脈が多い

3例とも関節リウマチが疑われたので

医療連携するリウマチ専門クリニックをご紹介したり

受診されている主治医にリウマチの検査を依頼するようにした結果

全てリウマチの診断となった

リウマトレックスがよく効くので処方されると

鍼灸治療との併用で1~2か月で炎症が改善され

QOLが上がってくる

家事や仕事に復帰され感謝されることになる

リウマトレックスは徐々に減薬していけばよい

リウマチ専門医との医療連携が必要な疾患だ