腎陽虚による冷え

≪黄帝内経・素問≫逆調論編 第三四 第三章

帝がいう

身体が冷えて寒気のする人がいる

熱い湯で温めても燃える火で炙っても

体を熱くすることができないし

衣服を重ね着ても温めることができない

しかしからだが凍ってガタガタ震えるわけではない

これは何の病か

岐伯がいう

腎は水を主り、骨の生成を主る

腎の気が衰えて骨の生成が行われなければ

骨髄は充満することができない

そこで寒気は骨髄まで入り込んで強い冷えとなるのである

※いくら入浴してもすぐ冷えて

布団に入ると寒くて眠れないようなひと

腎陽虚といい、命門の火が枯渇しているので

命門穴に多壮灸を根気よく続けることが体質改善となる