頸肩こりへの少数鍼治療

40代男性

主訴:数年前からの頚肩部痛

整形外科ではレントゲンで頸椎ヘルニアの診断

上肢のしびれはなく、頸椎の運動痛(-)

上肢反射正常、握力正常

患者さんは強い頸肩部の痛みを訴える

触診では頸肩部の緊張は認められないが、熱感が著明

四診合参し弁証は:肝鬱化火

処置は右肝兪に置鍼

治療後少し休んでいただく

治療後は痛みは半減

運動不足とストレスで気滞~内熱が上亢した状態で

暫く週に一度通院すれば治癒する見込み

患者さんの肩こりの訴えと筋緊張は一致しないという一例

整形外科でのレントゲン検査だけで

頸椎ヘルニアの診断ははあてにならないという一例でもある