過緊張に気づかない患者さん

主訴:耳鳴 50代の患者さん

問診をスタッフが1時間しても耳鳴り発症前の背景が見えてこない

治療後に改めて質問してみた

とても疲れている様子ですがいかがですか?

そういえば4年間に4人でしていた仕事を2人でしてとても忙しいです

もう一人の方は?

実は長年一緒にフルタイムでしていた相手がいましたが

昨年の秋からお父さんの認知症で午前だけの出勤になって

昼からは1年前からのパートの人とアルバイトでしています

ということは、耳鳴の発症した時にはその方は11時で終わっていたんですか?

あ!耳鳴が始まった時にはランチタイムの忙しい時間にはその人はいなくなっていた!

では発症のきっかけはそこにあるのではないですか?

目からうろこが落ちました!!

と、自分で気が付いていなかった、仕事の緊張からくるストレスにようやく気が付いた様子

このように患者さんは発症のきっかけがご自分で気づかないことが多い

問診ではそこを巧みに聞きだすのがプロの技術だと思う

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