超高齢出産
40代や50代になり「超高齢出産」をする女性が増えている
若い女性から卵子を提供してもらって自分のお腹で育てる「卵子提供」だ
国内のルールづくりが進まぬ水面下で現実が先行している
日本では卵子提供を規制する法律はない
但し多くの医療機関は慎重で
殆どの人が海外で卵子提供を受け
日本に戻って出産しているそうだ
毎年100人程度米国で卵子提供を受け、その8割が40代だ
米国で提供を受けると500万円以上必要
身体的には海外で卵子提供を受けると
双子など多胎妊娠する確率が高く
高齢出産と二重のリスクを抱えやすい
謝礼金は仲介業者任せで基準はない
欧州諸国では卵子提供を認める流れにあり
卵子提供者の検査方法や謝礼金の上限について
国がガイドラインをつくって管理しているという
卵子提供を巡っては出産した女性を「母」と認める民法特例法案を
2016年に自民党の部会が承認したが
法案はまだ国会に提出されていない
つまり日本では卵子提供で生まれた子の母が誰かという
法律上の親子関係すら未だ「不安定なまま」
日本は年間4万人以上が体外受精で生まれる不妊大国
法整備を怠って現実から目を背けてきたツケは
自分のルーツを容易に知ることができない子供たちが背負わされている