夢分斉の教え
江戸時代の禅僧、夢分斎が著した「針道秘訣集」
ここには打鍼の由来と有効性が説かれている
技術とともに大切なことは「人の病を治したい」という一念
これこそが医療の原点であり
苦しんでいる患者に「なんとか楽になって欲しい」と
一生懸命に治療することが医の原点である
患者に接する時
雑念、邪念のない素直な気持ちで接することが大切で
その時治療家の本来的自我をもって診断治療を行えば
患者の生体情報をあます所なく鏡のように映し出し
的確な治療が行えると説いている
治療家として患者と接するときの心の在り方を説いているという点で
この書物は稀有な存在