在宅医療カレッジ in 京都 参加報告 その3
社会とのつながりが寿命を決める
以前、ブログで孤食(ひとりで食事をとること)の問題についてご紹介しました。
https://blogs.yahoo.co.jp/n_harikyu/72702058.html
男性の一人暮らしや、同居者がいるのに一人で食事をとっている男性は、
うつや低栄養のリスクが高まります。
人間の健康には、社会や人とのつながりが重要なことが分かってきました。
社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)という言葉があります。
人間は本来、家族、友人、地域に支えられながら生活を送っています。
家族の絆、地域での交流、ご近所付き合いなど。
人と人とのつながりが人間の健康には大きく影響しているという考え方です。
ある研究では、社会とのつながりがなく孤独な人は、たくさんのつながりを持つ人と比べて
死亡するリスクが2.8倍高かったという結果が出ました。
また、入院した場合サポートしてくれる人がまったくいない場合は、
6ヶ月以内の死亡率は60%と非常に高いことがわかりました。
皆さんはどれぐらい、人や社会との関わりを持っていますか?
仕事での役割、家族との関係、友人との付き合い、ボランティアへの参加・・・
このような関わりが多ければ多いほど、人生を豊かにしてくれます。
人とのつながり、社会とのつながりこと長生きの秘訣なのです。