東洋医学の可能性
昨日のNHKスペシャルはご覧になりましたか?
とても勉強になる内容で、改めて鍼灸の可能性を実感しています。
番組でも紹介されていましたが、近年、鍼灸に関する論文数は急激に増えており、その効果が科学的に証明されつつあります
特に、鍼が迷走神経を刺激することで、副腎や消化器、心臓など様々な臓器に良い影響を与えることが分かってきました。
迷走神経が活性化されると、自律神経のバランスが整い、ストレスが軽減されるだけでなく、免疫力も向上すると言われています。
番組内では、敗血症という重度の感染症の治療に鍼灸が活用されている場面もありました。
しかし、日本ではまだ鍼灸を行える病院が少ないのが現状です。
多くの病院は西洋医学を中心に治療を行っており、鍼灸を取り入れているところはごく一部です。
このため、鍼灸の有効性がもっと広く認識される必要があります。
西洋医学と東洋医学の両方の良いところを活かすことで、より効果的な治療が可能になります。
例えば、慢性的な痛みやストレス関連の病気に対して、薬物療法と鍼灸を併用することで、治療効果が高まることが期待されています。
今後は、東洋医学と西洋医学が協力し合って、より良い医療が提供できるようになることを願っています。
鍼灸師として、鍼灸の効果をもっと広め、東洋医学の可能性を追求していきたいと思っています。