足三里(あしさんり)の効果はすごい!

足三里(あしさんり)は、胃腸の調整や体力回復に効果があるツボとして知られています。

ツボのことはよく知らないけど、なんとなく名前は聞いたことあるというかたは多いのではないでしょうか。

先日放送された、NHK「トリセツショー」でも取り上げられていましたね。

足三里は「副腎」という、ホルモンを分泌する器官を介した抗炎症効果があり、今とても注目されています。

足三里を鍼や灸で刺激すると、副腎から「コルチゾール」という抗炎症作用ホルモンが分泌されることが研究で明らかになっています。

コルチゾールは、炎症の原因となる物質を抑える働きをし、組織の炎症を和らげてくれるのです。

これにより、リウマチによる関節痛、アレルギー、アトピーなどの自己免疫疾患の緩和に期待できます。

また他にも、足三里は「オキシトシン」という、通称「幸せホルモン」の分泌を促し、ストレスを緩和させる効果があります。

これにより、ストレスによる痛みや不安、抑うつ症状の改善にも期待されます。

このように足三里のツボを使った鍼灸治療は、身体の自然な力を活かして炎症やストレス反応を整え、体調を安定させるサポートをするのです。