逆子の治療
いわゆる「逆子」の治療に鍼灸が有効なのはまだあまり知られていません。
妊婦さんが産婦人科を受診中に「逆子」と診断されるのは28週頃からが多いようです。
鍼灸治療で最も有効な治療期間は28週から32週の間で、当院でその間の成功率は約80%です。
やはり早期の治療が最も効果的です。
【症例】
10月31日に来院された24歳の第2子の妊婦さんは30週と6日でした。
三陰交という下腿内側のツボに鍼を10分間置鍼して、温灸をし、右の肩こりのツボに3本置鍼しました。11月2日産婦人科でエコー検査で正常位に戻ったことが確認されました。この症例は1回の治療で成功した例ですが、平均すると3~4回で正常位に戻ります。
しかし、あくまで、28週から32週の間で早ければ早いほど効果的です。
また、経産婦さんも成功率が上がります。
逆子と判ったらお早目の受診をお勧めします。