1本鍼で著効を得た症例No.6
【百会右の一本の鍼で治癒した急性腰痛】
症例:57才男性
主訴:急性腰痛(ギックリ腰)
現病歴:昨日1日寝ていてから徐々に腰が痛くなる。
腰部の前屈(++)後屈(++)
脈 診:滑弦
舌診察:白膩苔・舌裏紅
腹 診:心窩虚・
弁 証:肝欝気滞による卒腰痛
処 置:10mm3号のステンレス鍼で百会右に10分置鍼。
治療効果:直後に腰の運動痛、自発痛は消失。
考 察:百会右の鍼治療によって”肝欝”による気滞がとれた。
百会は気滞を改善する代表的な経穴で、左右の反応の差をみて処置を
したことが良い結果を得たと考えます。