胃の気
”胃の気”とは
患者さんが、先生胃の調子が悪くなって”うつ”になることがありますか?と尋ねられた
とても良い質問なので解説をしたい
東洋医学でいう”気”にはさまざまな意味がある
先天的に持って生まれた気を”元気”という(原気・真気ともいう)
呼吸によっ肺から取り込まれる気を”清気”という
胃腸ので作られる飲食物から得られる気を”水穀の気”という
もうひとつ”胃の気”という大切な”気”がある
生命力があるかないか
自然治癒力があるかないか
この気は脈診によって伺うことができる
”胃の気”とは胃の腑の働きでありどのような疾病でも第一に大事とされるべきである
「中国医学大辞典」による
判りやすく言うと胃腸が元気で食欲があって消化吸収もよいと健康であるが
その反対は未病(病気になる前の状態)であって、五臓の気の弱りによって
あらゆる病の原因となりうる、ということなのである
冒頭の”うつ”にもなりうるのである
この夏何度もブログに書いたが、胃腸に負担をかけるような暴飲暴食や
冷たい飲み物の取りすぎは、夏バテを招き、秋になって心の病を呼び込むことが
あるので気をつけること・・・
毎日所謂”夏バテ患者さん”の治療は増える一方である
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