月経と東洋医学その4

初 潮 続き

初潮が大幅に遅れるケースや、成人になっても全くない、

あっても時々または、来たり来なかったりという場合は治療が必要

16歳までに初潮がない場合を初潮遅延

20歳までに初潮がない場合を原発性無月経という

西洋医学的には黄体ホルモンや卵胞ホルモンの分泌異常が疑われる

東洋医学では「血虚」「腎虚」によることが多い

「血虚」は血が不足した状態

多くは小中学校の運動部に所属し、毎日のきつい練習で「血」を消耗しすぎ

加えて、食欲不振で胃腸の機能低下で栄養の吸収が低下すると”血虚”が生じるので

お子さんの運動や栄養状態をご両親が注意することが必要

舌の赤みが薄く、眼瞼結膜が白っぽい、爪の色がピンク色でなかったりすると要注意

注)「血虚」とは血液検査での貧血とは少し意味が違います

「腎虚」とは胎児期に母体の栄養不足や、健康上の問題があると、”先天の腎気不足”

乳幼児期に大きな病気を患ったり、栄養不足などでおきる”後天の腎気不足”

下半身を冷やしすぎたり、疲れすぎても”腎虚”が生じ

いずれも初潮遅延や、原発性無月経の原因となる

このように初潮が遅れている場合は、”早めに”東洋医学による治療を受けることをお勧めする

安易にホルモン剤などを使うのはその後と考える

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