舌診その6

陰虚内熱の舌

舌全体の色調が紅舌、紅絳舌(赤みがきつい)で

無苔になり、裂紋(ひび割れ)が見られる場合

陰液を消耗して、陰虚内熱または陰虚火旺という内熱をこもらせた状態である

中医学で弁証すると腎陰虚症、肝腎陰虚症が多く見られる

頬部が紅潮し、手足がほてり、夜間の発汗(盗汗)不眠。頭痛等に悩まされる

鍼治療では「照海」とう経穴を使うとよいが、あくまで体表観察したうえで経穴は決めるべきだ