パーキンソン症候群の症例
パーキンソン氏病は中脳の黒質の神経細胞の異常により
ドーパミンという神経伝達物質が生成されなくなる病気
脳の精査で診断されるが、
同じ症状でも脳内に異常が認められない場合
パーキンソン症候群と診断される
脳血管性パーキンソニズムと薬剤性パーキンソニズムがその代表
70代♀
歩行時に右足の運びが悪く足がもつれる
空間診により”右下の気滞”と診たて
右大巨に置鍼10分
直後に歩行して確認すると
足の運びは改善し望診では歩行のふらつきは認められない
自覚症状も軽減した
経過観察が必要であるが
最近のパーキンソン氏病、パーキンソン症候群ともに
全ての症例で鍼の有効性が確認できている