植物における陰陽の法則
≪黄帝内経・素問≫陰陽離合論篇 第六
第一章 第三節
宇宙の構成を考えると
天は円蓋のごとく地を覆い
地は平方に広がり万物をのせている
その地上に今まさに万物(この場合は植物の芽)は発生しようとしている
根茎として未だ地中に潜伏し、
萌芽として地上に顔を出さないものを名付けて「陰処」という
名付けて地中という陰の中に居る”陰”(すなわち根茎)という
根茎から出た芽が土壌を押し退けて地面にぶつかり
まさに萌芽としてはほんの少し地上に顔を出そうとしているものを
名付けて地中の”陰”の中にいる陰茎からでた”陽”(すなわち萌芽)という
”陽”は”陰”の供給する精すなわちエネルギーをもった栄養素を使って萌芽を成長(異化)させ
地上に真っすぐに伸ばしていく
”陰”は土壌中から”精気”(栄養素)を吸収し、これを同化して貯蔵し
時に応じて陽に向かって放出し、成長を支持し、管理する
これが植物における陰陽の法則である