超旋刺

非常に細い鍼(1番~01番)を用いて

経穴に切皮し(一mm程度)左回転で

一分間に数百回の高速回旋するという治療を

”超旋刺”という

愛知県鍼灸専門師会の研修会で理論と実技の講演があり

最近試験的に臨床に取り入れている

診断の基本は中医学での弁証は勿論、

そこに”空間診”による少数鍼の成果はすでに報告した通り素晴らしい

しかし、最後にとりきれない軽度の痛みが残る場合に

”超旋刺”を補助的に使うと、上手くいくことを経験してきた

追試を重ねているが、非常に軽微な刺激なので患者さんの体の負担はなく

北辰会方式を逸脱するものでもないので、

あくまで補助的な処置としてではあるが

確かに有効な手技で、さらに発展する可能性がある