半身不随と章門穴
脳梗塞後遺症による半身麻痺
発症直後の治療は非常に効果的で
ICUの中で早期に鍼治療を開始すると驚くような効果を表す
後遺症が全くなくなることもある
しかし、日本の医療の現状はICUで鍼灸師による治療を認める病院は皆無と言ってよい
救命処置はできても後遺症の半身麻痺に長期間悩まされることは
QOLを考慮すると極めて問題
半身麻痺の患者さんのほとんどは初診時に早くても3ヶ月入院して退院後
数か月から数年経過する症例では「空間論」による気の偏在を整える治療がよい
少陽胆経の「帯脈」や厥陰肝経の「章門」の左右差が著しく認められると
治療後の麻痺側の硬縮が緩和することが分かってきた
慢性化した半身麻痺でも鍼治療による可能性を感じている
更に追試を増やしたい
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