漢方薬の副作用

漢方薬には副作用が少ないと思っている人は多い

肝機能障害に小柴胡湯を与えた結果、間質性肺炎を発症し

肝機能障害=小柴胡湯の処方が見直されたのは有名な話

西洋医学の病名だけで弁証がなく同じ漢方薬を与えれば

証が合わない人が副作用をおこすのは必然なのだ

全頭型の脱毛症の患者さん20代♀

当院と漢方薬局の弁証は”心肝火旺”で一致していたが

脱毛が進行し続けるので、不審に思った患者さんの判断で

漢方薬(煎じ薬)内服を中止してから1週間で脱毛が止まった

その後は鍼治療だけで、経過は極めて順調

正しい弁証でも、漢方薬はさじ加減ひとつで副作用があるという一例