妊娠可能年齢の誤解
妊娠を希望するカップルの高齢化によって不妊症が増えるのは必然
例)
妻40才、夫45才、5年間の不妊症で
検査では異常が認められない場合
不妊治療を始めてからの一周期妊娠率は
タイミング法1%
人工授精2%
体外受精10%
ある不妊専門病院でのアンケート結果
質問1「女性は何歳までに自然妊娠ができるか?」
40才~44才の回答が最も多かった
質問2「不妊治療を行えば何歳まで妊娠可能か?」
45才~49才の回答が最も多く
※40才代でも治療を行えば、妊娠が可能と80%の人が思っている
我々医療従事者からすれば驚きのデーターである
この背景には「社会不妊」ともいえる晩婚化・独身男女の増加や
女性の社会的地位の向上の他に
男女ともに妊娠についての知識不足が招いている
対策は以前ブログに書いたが
学校教育である
妊娠するための性教育はあるが
我国には不妊についての教育が全くなされていない
社会の変化に教育が追い付いていないのである
厚生労働省・文部科学省が一体になって対策を打たねば
このままでは、我国の少子高齢化の”少子”の問題が更に進むだろう