腰の手術を勧められたら
先日名大病院の総合診療医に
腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの症例で
整形外科医が手術を勧めるケースがあった場合に
我々はどう判断するかについて問われた
鍼灸不適応症としては
腰部の椎間板ヘルニアで膀胱直腸障害を認める場合
発症後一ヶ月以上自力歩行が困難な場合
上記のケースは手術の適否の判断が必要
悪性腫瘍も当然適応外
このような症例は鍼灸院に来院される患者さんの1%未満だ
従って、医師に手術を勧められて迷った場合
まず、鍼灸治療を週に2~3回一ヶ月続けてみる
殆どの症例で痛みやしびれ、歩行の状態、ADLの改善が認められるので
患者さんも手術を選択する必要を感じなくなるし
医師も「もう少し様子を見ましょうか」となることが殆どだ
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