老子の思想その1

これが正しい人生(道)だと言い表せるような人生は

本当に偉大な人生(道)ではない

これが本当の「名前」だと呼べるような名前は、真実の名前ではない

天地が創られた時には名前などは存在せず

万物が生み出されたあとにそれらは勝手に名づけられたのである

だから無欲な心を持って見れば”名前に左右されない”

物事の本当の姿を人は見ることができるであろう

欲望のままでは、人は物事の上辺の姿しか見ることができない

名前(人の地位)に左右されてしまうのである

私たちは日常生活において他人の外観や学歴、肩書だけを見ようとはせずに

「相手の気持ち・本質を見る視点を持つこと」が大切であるとともに

家族にも、家族の気持ちを「見ようとする心」を持つことが大切である

と老子は説いている