抗癌剤副作用に対する鍼灸治療
70歳♂
主訴:抗癌剤副作用による食欲低下、体重減少、味覚異常、舌の痺れ、足底の痛み
腎臓癌により、右副腎と肝臓の一部摘出Ope
Opeは成功し、転移なし、腫瘍マーカー(-)
再発予防で抗癌剤を内服、副作用に苦しむが主治医は再発予防で必要との判断
滋陰目的で照海に置鍼10分~20分の処置を2カ月続け主訴は軽減、食欲出る
以降は胃の気を補う目的で、滑肉門に置鍼20分、足の三里に施灸
4か月目に主治医が減薬しても良いとの指示が出て更に体調が良くなる
治療開始して半年で4㎏体重増加、一年前に予後不良と言われていたが
旅行に行けるようになり、経過は極めて良好
抗癌剤は、食欲減退により胃の気が弱ることで
自然治癒力を著しく低下させる
免疫力を上げ、再発予防を目的とした鍼灸治療は
多くのがん患者さんを救うことができる