素問霊枢における熱病の考え方

≪黄帝内経・素問≫刺熱篇

「素問」・「霊枢」における疫病(感染症)の記載は

その病位を枠組みとして行われている

熱病の場合は、皮肉筋骨の熱病・経脈の熱病・臓腑の熱病に分ける

第一・五臓の熱病の症状と予後と治療法

第二・熱病の初発症状とその治療法

第三・顔色の変化による病の予後判定法

第四・五臓の熱病における赤色の顔面の出現場所

第五・脊椎間の経穴による熱病の取穴法

「傷寒論」には経脈上に位置する熱病の証治を述べたもので

熱病全体にわたるものではないので

「傷寒論」のみによって熱病の証治を考えようとする

日本漢方の視野は狭窄に過ぎると考える

※≪黄帝内経・素問 訳注≫から引用