肝鬱による手のしびれ
50代女性
主訴:両手のしびれ
現病歴:4ヶ月前から発症
総合病院整形外科で自分で「腱鞘炎かもしれない」というと
信じがたいが局注をされる
接骨院では問診も検査もなくいきなり頚肩部をマッサージを受け悪化
常時しびれが酷くなる
総合病院で頸椎レントゲン検査を受け
「軟骨がすり減り骨のとげで神経を圧迫している」との診断
耳鳴りもするようになる
処方薬内服するも不変
眠れないほどしびれと痛みがひどくなり
救急外来受診するも「老化現象なので治らない」と言われショックを受ける
他の病院では精神科に行くように勧められさらにショックを受ける
当院患者さんのご紹介で来院
いつものように1時間の問診、体表観察
左後谿、左肝兪に鍼を打つ
暫くしてしびれや痛み、頸肩部の痛みはほぼ消失
適切な治療を受けられずに
病院をたらいまわしにされた挙句の「肝鬱気滞」
こういった症例では鍼で上手く気を動かすと
簡単に主訴は寛解することが多い