肝兪の素晴らしい効果
五臓の”肝”の機能のおさらい
肝は疏泄を主る
肝は血を貯蔵する
肝は筋を主る
目に開竅し、華は爪にある
50歳男性
主訴:肩関節・手関節・手指関節・頸部痛・前腕の痛みとしびれ
現病歴:15年前から発症、ゴルフの後に悪化酷いと歯ブラシを持てないほどになる
頸椎の変形で神経が触っていると整形外科では言われた
右肩関節・外転ROM100°・結滞動作不可
左肩関節・外転ROM90°・
頸椎回旋RL共ROM30°首が回らないので車の左右安全確認は目を動かしてする
弁証:気滞血瘀
処置:右肝兪に15分置鍼
経過:2回の治療ですべての関節可動域は正常、ゴルフも再開した
小関節の残存する痛みは銀の古代鍼の接触で消失
考察:肝は筋のみならず、靭帯、腱も主ると考えると
肝兪の一穴で全身の関節痛や関節硬縮が早期に寛解したことが理解できる
患者さんは「一本の鍼でどうしてこんなに動くのか?」と理解できない様子