法改正の準備室

(公社)日本鍼灸師会では

法改正準備室を立ち上げ

あん摩はり師きゅう師法が法制定70周年となる

H29年12月に28年ぶりの法改正を目指している

法改正の大義には国民に寄与するものとするが

背景には

1)鍼灸専門学校、大学の急増によって定員割れが常態化→入学者の質の低下

2)免許取得者増と開業鍼灸院の縮小化により卒後教育の場がない

3)鍼灸学校教員の質の低下(臨床を知らない教員の増加)

法改正の目指す目標は

1)診断権を有し、同意書なしで保険診療ができること

2)4年生鍼灸大学とし卒後臨床実習を2年間義務化

3)専門分野に特化した認定制度を設ける

4)免許更新制の導入

5)卒後教育・生涯教育の義務化

他に多くの案が検討されており

上記の目標はあくまで最終目標なので

どこまで摺合せができるのかは未知数

とはいえ法改正という後ろ盾に頼ることなく

日々勉強と研鑽を続けることが

臨床家の責務であることは言うまでもない