フォーカルジストニア

音楽家の手の「神経障害」の中で

フォーカル・ジストニアという病気がある

これは「次第に指のコントロールが失われ

勝手に曲がったり伸びたりしてしまう」症状

シューマン等歴史上著明な音楽家も多くかかっている疾患で

西洋医学的には原因は不明とされ

プロの音楽家にとっては音楽人生をも左右しかねない病気だ

早期に鍼治療を始めると効果的であるが

初期症状は違和感や、動かしにくさで早期診断に繋がりにくいのが問題点

子供のころから毎日の長時間の反復練習を繰り返すことがきっかけとなりやすいので

指導者がフォーカルジストニアを勉強して理解することが最も大切

疑いがあればレッスンを休ませる

できれば鍼治療を早めに受ける

この程度の対策で進行は抑制され

発病せずに未病で治せる可能性がある

特に20代の発症が多いので音大の指導者は熟知してほしいと思う