起立性調整障害(OD)
今夜の勉強会は「起立性調節障害」について
最近増加しつつある小児に多い疾患
朝に起きられない ・立ちくらみ ・全身倦怠感 ・食欲不振
立っていると気分が悪くなる ・失神発作 ・動悸 ・頭痛
夜になかなか寝つけない ・イライラ感・集中力低下
好発年齢は10~16才
有病率は小学生の約5%
中学生の約10%
男女比は男:女=1:1.5~2
一般小児科を受診した10~15才のうち
8.5%が心身症、神経症と診断され
その中で起立性調節障害は約70%と最も多い疾患
東洋医学的には虚実挟雑している事が多いので
病因病理をしっかりと捉える事が必要
軽症は短期間で治癒するが
中等度から重症の場合は長期間のケアが必要になるので
程度の見極めと、ご両親と鍼灸師の信頼関係の構築が重要となる