必要とされる「災害鍼灸」
昨日の学術集会での感想を
統合医療クリニック徳の医師、高橋 徳先生の講演
「災害鍼灸の有用性」では
20年前から医療救援ボランティアグループAMADA
[Association of Medical Doctors of Asia ]
に所属されている高橋医師は
東北大震災の被災者に対して西洋医学区的治療に加え
初めて行った鍼治療がとても好評で、その様子は何度もTVニュースや
ドキュメンタリーで放映され,
これがAMDAが災害下での医療援助に鍼治療を導入するきっかけになったそうだ
その後AMDAは災害鍼灸の有用性を広く全国の鍼灸師に啓蒙しながら
医療現場での「医療連携」をスムーズに運ぶための各種セミナーを開催し
このような「来るべき災害への備え」が熊本地震での鍼治療の成果に繋がったそうだ
今や鍼灸師は”鍼とお灸ができ病が治せる”だけではなく
災害医療現場で「多職種医療連携」ができる知識とスキルが
必要とされる時代であることを認識し
災害医療を勉強しなければならないと強く感じた