高プロラクチン血症の不妊に鍼は有効
英国ザ・サン紙は9月9日付の記事で
臨床研究における高プロラクチン血症の不妊治療で
鍼が投薬よりも2倍近く妊娠率を向上させることが明らかになったと伝えた
記事が取り上げたのは医学誌「Journal of Clinical Acupuncture」
最新号に掲載された中国雲南省立病院の研究チームによる臨床研究結果
研究では、高プロラクチン血症の不妊治療を受けている患者60名を対象に
週に1回30分の鍼治療を受ける群と
毎食後1回の投薬治療を受ける群でその妊娠率を比較した
治療後の1年間にわたる追跡調査の結果
鍼治療群の妊娠率が43%であったのに対して
投薬治療群が20%であったと報告している
また、投薬群の63%が強い副作用を訴えたのに対し
鍼治療はほとんど副作用の訴えがなかったと伝えている
高プロラクチン血症で妊娠を希望するカップルにはトピックニュースであり
我々が患者さんを診る際に示すデータとして有益な情報だ
明日はWFAS世界鍼灸連合学術大会参加の為ブログはお休みします