季節による脈状の変化

≪黄帝内経・素問≫脈要精緻論篇 第17 第4章

脈が天体の運行とともに転変していくという

規模壮大な事柄についての解説

万物が存在する所

この宇宙空間の内において

天池の四季の推移変動に応じて

陰陽が変化していく様子を見るに

春の温暖な気候はやがて夏の炎暑となり

憤然として怒るが如き秋冷の気候は

やがて寒風怒号する冬景色となる

四季における気候の変動に対応して

脈もまたこれとともに変化するのである