補瀉失する勿れ
≪黄帝内経・素問≫脉要精緻論篇 第17 第4章
治療に当たっては、虚実の判断を正確にして
補瀉の選択を間違わないようにする
人の脈も生理も、天地の時間的(日月年)
空間的(風土)変化と相関している
この天人対応の法則を会得すれば
病の予後。転帰は一目瞭然に知ることができる
診断は、望診、問診によって行うものであるが
質問に答える声は五音の法則に合わせて判断し
脈の変化は陰陽の法則に合わせて判断するのである
※「人は自然に中から生まれ、自然とともに生きている」という
東洋医学の”天人合一思想”の一部がここに表わされている