痰がらみの咳に公孫のお灸

酷い風邪をひいてから痰がらみの咳が止まらない女性

抗生剤や祛痰剤を内服しても変化ない

一度嘔吐と下痢をしてから悪化

脾虚湿盛と考え公孫に左右整えの灸を19壮

施灸後に全身温かくなり一気に痰が絡まなくなる

公孫は≪鍼灸大全≫に「心腹五臓の病を治す」と書いてある

経絡の流注ではこのツボは衝脈が支配している

衝脈というのは衝き上げるという意味があり

気が衝き上げ、脾胃の失調を来して脾虚湿盛と考えれば

公孫の多壮灸が奏功したことが理解できる