第52回愛知県鍼灸師会研修会

昨日は(一社)愛知県鍼灸師会主催

第52回研修会・通常総会があった

第1講:高橋 徳先生(医師)演題:統合医療と鍼灸

通常総会

第2講:長谷川栄一先生   演題:肝気犯脾による哮喘の一症例

高橋徳先生の講演は、西洋医学中心の日本の医療体系に一石を投じる内容だった

国民皆保険制度の恩恵により、薬の処方中心の日本の医療制度に対して

米国では100の公立大学病院の全てに鍼灸外来があって

鍼灸治療を受ける人は増え続けているという

ドクター徳の推奨する慢性疼痛のファーストチョイスは

①運動・鍼灸治療・食事療法

②腹式呼吸・瞑想・ヨーガ療法

③漢方薬

④NSAIDsやオピオイド系の鎮痛剤は①~③の治療が無効で急性の痛みに限り処方

「人間が本来持っている自然治癒力を引き出すことが

本来あるべき医療である」

臨床で鍼を持つ高橋医師の言葉には重みがあった