本当に必要な薬
最近発刊された「本当に必要な薬がわかる本」には
名大統合ヘルスケアチームメンバーの
高橋徳先生(Dr)が寄稿されているが
もし10種類しかお薬を処方できないとしたら
医師として何を残しますか?
という問いに対して
①感冒薬としての漢方薬(葛根湯・小青龍湯・麦門冬)
②滋養強壮剤としての漢方薬(補中益気湯・十全大補湯)
③抗精神病薬としての漢方薬(加味帰脾湯・抑肝散・香蘇散)
④急性の疼痛や炎症に対する鎮痛剤(NSAIDs非ステロイド系解熱鎮痛薬)
⑤急性の感染症に対する抗生物質(セファロスポリン系・ペニシリン系・マクロライド系)
⑥高血圧症に対する降圧剤(カルシウム拮抗剤)
以上の6種類の薬剤で充分であると答えている
ご自分のクリニックでは原則として上紀の薬以外は処方していないとのこと
あくまで患者自身の自然治癒力を引き出すため
①鍼灸治療
②ヨーガ療法
③瞑想
以上を主な治療としてに取り入れ
漢方薬以外殆ど薬を出さないクリニックは
国民皆保険の我が国では少数派
欧米では珍しくない
安価で気軽に医師にかかれ
薬に依存しすぎるこの国の医療は
国民皆保険制度の弊害ともいえる