更年期以降の手の痛み
卵巣でつくられるエストロゲンは
子宮内膜、乳腺、血管、気道、
関節包、腱鞘、靱帯などに存在し
「エストロゲン受容体」と結合することで
関節、靱帯、腱鞘腱等の腫れを抑制する効果があるとされている
更年期や産後の授乳期にはエストロゲンが急激に減少するので
その保護機能が失われ
手の関節の痛みや、しびれ、腫れといった症状が発症する
手の外科疾患である病院を受診する患者さんの
9割が女性で、多くは更年期以降であるという
このことは手の外科疾患に女性ホルモンのアンバランスが
大きな影響を及ぼしている可能性を示唆する
手の外科手術の半数以上は
腱鞘炎(バネ指・ドゥケルバン腱鞘炎)
手根管症候群
ヘバーデン結節
プシャール結節
母指CM関節炎
以上5疾患だという
何れの疾患もエストロゲンの減少に起因すると考えられている・・・