ノロウイルスに注意!2
ノロウイルスを始めとする感染性腸炎を東洋医学的に考えてみましょう。
腸炎の主症状は、激しい下痢や腹痛です。
腸炎を起こす方の多くは、「脾胃」(消化吸収する能力)を弱らせています。
脾胃が弱い場合、体には内湿(ないしつ)といって水分が停滞しやすくなります。
そんな状態のなか、外寒(外からの冷え)が体に侵入して、脾胃の機能をさらに弱らせると
感染性腸炎にかかってしまうのです。
東洋医学的な予防方法は、普段から「脾胃」を元気にしておけばいいのです。
鍼灸では、足三里、太白、陰陵泉といったツボに普段から鍼や灸をしておくといいでしょう。
また、急性の下痢を発症した場合は、「裏内庭」というツボに灸をすることで
腹痛や下痢の症状の軽減が期待できます。
また、ウォーキングや手足のストレッチは気のめぐりを整えてくれるので、
普段から適度に体を動かすことが「脾胃を元気にする」養生になります。