加齢による物忘れと認知症の違い
最近物忘れが増えてきて・・・
私、認知症じゃないのかしら・・
こんな人の話を聞いたことありませんか?
誰しも年齢を追うごとに、認知機能が低下し、物忘れが増えてくることは生理的な現象と言えます。
加齢による物忘れのは「新しいことを覚えることができるが、思い出せない。」ことが多く、
逆に認知症の場合は、「新しいことが覚えられない、出来事自体を忘れてしまう。」という特徴があります。
例えば、「2ヶ月前に孫と会って食事をした」という出来事があった場合。
加齢による物忘れであれば、孫と会ったことは覚えているが食事の内容を思い出せない。
認知症の場合は、孫と会ったこと自体を忘れてしまう。
といった具合です。
「私、認知症じゃないかしら」というのは、忘れてしまったことを自覚しているため
認知症とは言えません。
記憶障害以外にも、実行機能障害(炊事、家事、計画を段取りよくできない)
失語・失認(言葉、名前、場所をわすれてしまう)などの症状があり、
日常生活に支障をきたしている場合は認知症が疑われます。
つづく・・・
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