不安について 2
顔に表れる不安は、表情だけではありません。
「まばたきの回数」は不安と関連しています。
まばたきにはドーパミンが関係していると考えられています。
不安が強い場合、ドーパミンの分泌は過剰になり、まばたきの回数は増加します。
ドーパミンの分泌が低下するパーキンソン病では、反対にまばたきは減少し、
表情に乏しくなります。
不安が強い場合の身体所見のまとめ
・まばたきの回数
・高血圧、頻脈、手指の冷え、発汗
・目を細める、目をこする、眉間にシワを寄せる
・下唇を噛む、歯を食いしばる
・ため息が多い
患者さんから不安感について話されることは多くありません。
治療者は、患者さんの表情や仕草などから、不安を感じ取れるスキルが必要です。