VDTワーカーの健康への影響

 
 
近年、パソコンやスマートフォンの普及により
 
長時間ディスプレイや、キーボードなどの情報端末を使用する
 
VDT(Visual Display Terminals)ワーカーが増加しています。
 
 
VDTワーカーは、パソコンなどでの作業者だけでなく、
 
コールセンターでの電話対応、ディスプレイを使用する交通監視、画像診断を行う医療職種なども含まれます。
 
 
VDTワーカーの健康への影響として、
 
①視覚に関する症状(眼精疲労、ドライアイ)
 
②筋骨格系に関する症状(首肩の凝り、腰痛、腱鞘炎)
 
③精神的・心理的な症状(疲労感、イライラ、不眠)
 
などがあります。
 
 
VDTワーカーの中でも、データや原稿の連続入力を行う「単純入力タイプ」と、
 
コールセンターなどで一定時間中在席が必要な「拘束タイプ」は、最も負荷がかかると言われています。
 
 
また、これらの職種では、1日6時間時間以上ディスプレイの使用した場合
 
80%以上の人が目の疲れ・痛み、首肩の凝りを自覚しているそうです。
 
 
肩こり、目の症状を訴えて、鍼灸院に来院される患者様の多くは
 
VDTワーカーであるため、この問題への対応が求められます。
 
 
次回は、VDTワーカーへの正しい座り方や、目の症状への鍼灸治療についてご紹介します。
 
 
つづく・・・