VDTワーカーの健康への影響 -目の症状への対策-
VDTワーカーが最も影響を受けるのは「視覚からの入力」です。
人間が情報を取得する場合、視覚からの入力が約90%を占めます。
つまり、デスクワークが中心である場合は、目は常にフル稼働となっているのです。
したがって、目の疲れ、かすみ、涙が出る、まぶしい・・・
などの症状が出現するのは、ある意味当然と言えるかもしれません。
そこで、目の負担を軽減する対策のひとつを紹介します。
1.照明や採光を調節する
ディスプレイの光と、室内の明かりに明暗の差があると「まぶしい」と目が感じます。
ディスプレイの照度は500ルクス以下、キーボードや手元の照度は300ルクス以上が理想的と言われています。
照度は照度計を使わないと計測できないため、「手元は明るくディスプレイの明るさは控えめに」と考えましょう。
また、太陽光やライトの光が直接ディスプレイに入らないようにブラインドや、画面の角度を調節するといいでしょう。
次回は、VDTワーカーに多い「ドライアイ」に鍼灸治療が著効した症例についてご紹介します。