機能性消化管障害について その1
機能性消化管障害(以下FGID)とは・・・?
簡単に言うと、消化器症状(胃もたれ、腹部膨満感、心窩部痛、便秘、下痢)などが
続いているにも関わらず、「症状を説明できる原因が見つからない」症候群のこと。
FGIDの代表的な疾患として、「過敏性腸症候群」や「機能性ディスペプシア」があります。
過敏性腸症候群と機能性ディスペプシアの違い
過敏性腸症候群の症状は「排便で軽快する腹痛や腹部不快感」が特徴です。
20〜40代の若い女性に多いと言われています。
一方、機能性ディスペプシアは「食後の胃もたれ、心窩部痛、早期腹満感」が、
「排便や放屁で軽減しない。」という特徴があります。
この両者の共通点は、「脳と腸がお互いに関係しあっている」ということです。
つまり、強いストレスがかかると、自律神経やホルモンを介して消化管が反応して様々な症状を引き起こす。
ということです。
これを「脳腸相関」といって、FGIDの大きな原因のひとつと考えられています。
http://nochosokan.jp/brain.htmlより転載
つづく・・・